単純梁の次は、ラーメン構造のQ図、M図です。
ラーメン構造は柱と梁が剛接合でがっちり固定されている構造で、ドイツ語のRahmen(額縁)からきています。ラーメン構造は建物の構造で最もよく使われている構造です。
鉄骨ファブで作るほぼ99%はラーメンと言っても良いくらいです。 “鉄骨製作管理技術者1級受けてみた(その6 ラーメン構造の剪断力図、曲げモーメント図)” の続きを読む
Que Sera, Sera — The future’s not ours to see
単純梁の次は、ラーメン構造のQ図、M図です。
ラーメン構造は柱と梁が剛接合でがっちり固定されている構造で、ドイツ語のRahmen(額縁)からきています。ラーメン構造は建物の構造で最もよく使われている構造です。
鉄骨ファブで作るほぼ99%はラーメンと言っても良いくらいです。 “鉄骨製作管理技術者1級受けてみた(その6 ラーメン構造の剪断力図、曲げモーメント図)” の続きを読む
ラーメン構造の問題では剪断力図や曲げモーメント図を書く(選ぶ)問題が出題される可能性があります。
この問題を解くには、まず単純梁の剪断力図と曲げモーメント図を理解している必要があります。
今回はラーメン構造の剪断力図、曲げモーメント図の前に、単純梁に関する剪断力図、曲げモーメント図について書いていきます。
年前はバリニオンの定理まででした。そのあと、自分の忘備録として断面二次モーメントについて書いてしまって、その4を放置していました。すみません。
と言うわけで、「鉄骨製作管理技術者1級受けてみた」を再開します。 “鉄骨製作管理技術者1級受けてみた(その4 トラスの問題)” の続きを読む
構造力学の学習をしていて、断面2次モーメントの項で「なぜ、距離の2乗なんだ」と思ったので、そのことについて書いてみた。
断面2次モーメントについてネットで調べてみると「物体の曲がりやすさの指標」と「面積に距離の2乗をかけたもの」という2つがヒットするが、肝心な「なぜ距離の2乗か」と言うことを書いてあるサイトは非常に少ない。
この傾向は構造力学の入門書レベルの書籍も同じだ。 “断面1次モーメントの1次と断面2次モーメントの2次” の続きを読む
JSNDIの非破壊検査技術者試験は1次試験と2次試験の2段階です。
1次試験の合格者は1~2か月後の2次試験を受験することになります。
以外かもしれませんが、この実技試験を突破するために実際の製品の探傷をすることは全く役に立ちません。 “時期尚早? UTの2次試験にむけて” の続きを読む
今回は、構造力学の基礎で必ず登場するバリニオンの定理について、書いていきます。
バリニオンの定理(Varignon’s Tehorem)とは、数学の世界では「あらゆる四辺形において各辺の中点を結んで得られる四辺形は必ず平行四辺形になる」という定理で、物理においては、合力のモーメントは分力のモーメントの総和に等しいというもの。
この二つがどういう風に結びつくのかは、お好きな方は考えて、いつか教えてください。今回は、1級鉄骨製作管理技術者の試験に出てくる程度のレベルで勘弁してください。 “鉄骨製作管理技術者1級受けてみた(その3 バリニオンの定理)” の続きを読む
今回は、この資格に絡む鉄骨構造(構造力学)についてです。
まず、試験に出そうな鉄骨構造の問題としては
①トラス構造に関する軸力(当該部材について引張力がかかるか圧縮力がかかるか)を問う問題。
②ラーメン構造に関するせん断力図、曲げモーメント図の問題
③単純梁、片持ち梁の曲げモーメント”M”、たわみ、せん断力に関する問題。
④各種形鋼の特性と用途
⑤十分な強度を持たせるための方法
です。
まず、基礎の基礎として「力の分解と合成」と「モーメント」について書いていきます。 “鉄骨製作管理技術者1級受けてみた(その2 合力と分力、モーメント)” の続きを読む