JR北海道 北日出駅が廃止

 今回のダイヤ改正で石北線の北日出駅が廃止された。今回の改正でJR北海道は正常な企業とは言えないと、つくづく感じた。
というのも北日出駅は近所なのだが、何の企業努力も、工夫もなく、ひたすら廃止、廃線の路線に進んでいくのは公共交通機関として、その義務を放棄しているとしか思えない。例えば、駅名を「産業団地」にして、工業団地組合と調整して送迎用のマイクロバス路線を作るとかすれば日本ハムの工場も春には操業を開始するし、旭川も工業団地を産業団地と改名して造成も進めているのだから、素人目にも石北線の稼ぎ頭になるのは間違いない。
 JR北海道については、私が学生だった頃に国鉄から民営化されたのだが、それに伴ってJRグループ全体で人員の再配置がされた。そのとき旭川駅前では再配置とか東、東海、西とかへの転勤に反対するという「国労」のいい年をした連中がビラを配っていたが、その言い分が若造からみても、あまりに甘っちょろくて同情どころか、労働者のクズとしか思えなかった記憶がある。当然殆どビラを受け取る人もいなかった。当時、自分の同級生たちは否応なく仕事に就くためにほとんどが本州企業へ就職していくのを見ているのだから。JRグループは転勤に応じれば社宅も用意すると言っているのにだ。若造の目にも、あまりにも怠け者すぎた。

駅前でビラを配っていたオッサンも若造にはこう見えた!

 そして、その腐れ根性が今でも根付いているのだ。しかも、国鉄時代を知らない世代にも腐敗を進行させている。
 JR北海道というものがもはや国鉄ではないという事、消費者が利用しやすい交通機関にならなくてはいけないということ、そしてもう、サボれないということを認知した経営陣に刷新しなくてはいけないし、全ての社員も「自分たちは公務員ではない」のだと痛切に思うべきなのである。

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