もうタバコやめたら?

 2020年4月1日より「健康増進法の一部を改正する法律」が完全施工される。
非喫煙者にとっては待ちに待った記念日になるかな。
 これも東京オリンピックのお陰だよね。タバコをやめられない“先生”方が必死に法律の成立に抵抗していたけど、国際社会から「分煙すらできない国ではオリンピックは無理でしょ」と言われちゃったからね。

 まぁ、自分も30歳まではヘビーな方のスモーカーだったので禁煙のつらさは分かります。
 自分の時は、あまり思い詰めないで、もう(タバコは)いいかな的な軽い気持ちでやめたら、やめれちゃったけど。
 禁煙で、よく言うのが「3の壁」だよね。3時間後、3日後、3週間後、3か月後、3年後に強烈に喫煙欲求が来るというもの。自分のケースでは「3か月後の壁」まではあったね。そのたびに、「せっかくここまで続いたのにタバコに手をだしたら全部無駄になるな~」というケチ臭い気持ちが喫煙欲求を打ち破ってきた。

 ちなみに、健康増進法では会社を含め、公共施設の屋内喫煙は禁止です。
これに違反すると喫煙者は最高で30万円の科料に処されることになります。
これは企業の大小にかかわらず適用されるわけ。
 よく、中小零細企業では社長が喫煙者だと、うちの会社は喫煙可だからなんて言うけど、これからはそれは通用しません。
 ハローワークに求人を申し込むときも、きちんと分煙していますという書類の提出がないと受理してくれません。
 仮に、書面だけ「屋内は禁煙です」と書いて提出しても、立ち入り検査があります。
 事務所内に灰皿があるだけで最高50万円の科料!立ち入り検査を拒否すると20万円の科料!事務所内でタバコを吸っているの見つかるとその人は30万円の科料!

 すっげ~、喫煙者はタバコ税に加えて、時にはン十万円の科料を納めるかもしれない。だけど、そういう人って、多分タバコやめられないよね?
 喫煙者じゃなくてよかった。とマジで思う。
 だって、屋内でタバコ吸ったら30万円、灰皿おいてあるだけで50万円だよ。
 うはぁ!税収が減っているいま、あらたなお金の泉を見出したかな?まぁ、自分はタバコ吸わないから関係ないけど。

 でもタバコ吸う人がよく「一日に2箱も3箱も吸う人だって、元気な人はたくさんいる」的なことよく言うけど、そもそも法律の主旨を理解していないよね。
 この法律は、喫煙者保護のためではないんです。確かにヘビースモーカーで平均寿命を超えて生きている人もいるけど、そうじゃない人の方が圧倒的に多いし、非喫煙者に与える悪影響が深刻な問題。
 だから企業や施設管理者は「屋内禁煙」または「分煙」が義務なんです。
 喫煙者の近傍で喫煙する行為はもはや犯罪行為だと思う。COPDになりたくない人に毒ガスを吸わせて病気に使用しているだよ。もうこれ、傷害罪じゃね?

 言わせてもらうけど、「もう、タバコやめたら?」

 こういう自分だけど、お酒は好きなんだよね。
 たしかにお酒をのむと、理屈っぽくなって「毒」は吐くようになるけどさ。
 でも、健康増進法で酒類が禁止されたらどうしよう。

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