Gigiが大変なことになっちゃった!
オス猫にありがちな尿閉!
猫の下部尿路障害は、主にオス猫に発症するのだとか。
時期的には夏より冬が多く、また飲み水の水質にもよるという。
特に、井戸水や地下水を飲ませている場合は、水道水を与えている猫よりも
多く発症する傾向があるようです。多分だけど、水の硬度つまりカルシウムやマグネシウム濃度が水道水よりも高い場合に発症の可能性が高くなるらしい。
Gigiの場合は、水道水を与えているけど、昨年の冬も尿閉で入院しました。そして、今年も。ちょうど1年間のインターバルで全く同じ症状。餌も下部尿路ケア用のものを与えて注意していたつもりでしたが、「つもり」どまりだったということ。
そして、驚くくらいに症状の悪化は早いんです。さっきまでは元気にしていたのが、頻繁にトイレに行くようになって、大人しくなったなと思ったら、今度は嘔吐、吐くものがなくて胃液を嘔吐。箱の中にもぐってじっとするようになる。
この時点で、「あ、去年と同じだ」と思い、かかりつけの動物病院へ連れて行きました。
血液検査をすると、すでに腎不全を発症。カテーテルで排尿させようとしてもカテーテルが入らない。発症して、あまり時間は経っていないのに、かなり危険な状態。すぐに入院となりました。
尿道からはカテーテルが入らないので、お腹から膀胱へ直接穿刺して尿を排出させるとともに、脱水症状を改善させるために点滴を実施。
入院中、何度かカテーテルをトライするも、どうしても入らない。
獣医によると、膀胱以降の尿路がもはや破綻している可能性が高いとのことで、外科手術による尿路再建が必要だとか。
そうなると現実問題として「治療費」が問題になるわけ。説明によると入院費と手術費で20万円程度。支払いは1年分割で良いというありがたい提案をしていただいて、早速手術を受けることに。ただ、全身状態があまりよくないので、術中に死ぬ可能性もかなり高いという説明を受けましたが、それでも手術をしないと確実に死んでしまうということで、覚悟を決めることに。
結果、手術は無事終了。当初は結石と思っていましたが、石はなく、尿路そのものが閉塞してくっついてしまっていたとのこと。
発症から約1か月が経過しました。今日は退院後2回目の受診日です。
Gigiの容態はお陰様で順調です。まだエリザベスカラーをつけていますが、食器棚の上に登ったりと元気そのものです。
オス猫の下部尿路は非常に細く、オスの下部尿路障害のほとんどが尿閉なんだそう。
この細い部分を取り除いたので、詰まりにくくはなったということですが、新しく作った尿路が再度閉塞してしまうこともあるんだって。そうならないように猫トイレを猫の数+1個、トイレの砂もトイレごとに変えてみると良いとのこと。
我が家には猫は3匹いるのでトイレ4つ、猫砂にはシリカゲル、セラミック系、木質系、ベントナイト系と取り揃えています。
餌も、下部尿路ケア用の餌を与えていますが、日ごろから体調管理には気をつけなきゃと思ってます。
でも、人と違って健康保険がないので、ペット保険も考えた方が良いかも。