お疲れ様です。品質管理課の山口です。
今回は、先日、このブログを読んでくださった方から、抜取率30%の根拠についての知見を求められましたので、自分なりに調べてみたことを書かせていただきます。 “鉄骨製品第三者検査の抜取率30%について” の続きを読む
建築鉄骨受入製品検査~対物検査~t検定とF検定
対物検査の投稿、お待たせいたしました~。
鉄工所で建築鉄骨を製作し出荷するまでには以下の様に沢山の検査が実施されます。
(材料の納入) 社内検査(材料受入検査→組立検査→外観検査→内部欠陥試験)→中間検査→受入検査→塗装検査 (製品の出荷)
書類検査と対物検査は中間検査・受入検査で実施されます。 “建築鉄骨受入製品検査~対物検査~t検定とF検定” の続きを読む
対物検査の投稿もうちょっと待ってね(‘◇’)ゞ
JR北海道 北日出駅が廃止
今回のダイヤ改正で石北線の北日出駅が廃止された。今回の改正でJR北海道は正常な企業とは言えないと、つくづく感じた。
というのも北日出駅は近所なのだが、何の企業努力も、工夫もなく、ひたすら廃止、廃線の路線に進んでいくのは公共交通機関として、その義務を放棄しているとしか思えない。例えば、駅名を「産業団地」にして、工業団地組合と調整して送迎用のマイクロバス路線を作るとかすれば日本ハムの工場も春には操業を開始するし、旭川も工業団地を産業団地と改名して造成も進めているのだから、素人目にも石北線の稼ぎ頭になるのは間違いない。
JR北海道については、私が学生だった頃に国鉄から民営化されたのだが、それに伴ってJRグループ全体で人員の再配置がされた。そのとき旭川駅前では再配置とか東、東海、西とかへの転勤に反対するという「国労」のいい年をした連中がビラを配っていたが、その言い分が若造からみても、あまりに甘っちょろくて同情どころか、労働者のクズとしか思えなかった記憶がある。当然殆どビラを受け取る人もいなかった。当時、自分の同級生たちは否応なく仕事に就くためにほとんどが本州企業へ就職していくのを見ているのだから。JRグループは転勤に応じれば社宅も用意すると言っているのにだ。若造の目にも、あまりにも怠け者すぎた。
駅前でビラを配っていたオッサンも若造にはこう見えた!
そして、その腐れ根性が今でも根付いているのだ。しかも、国鉄時代を知らない世代にも腐敗を進行させている。
JR北海道というものがもはや国鉄ではないという事、消費者が利用しやすい交通機関にならなくてはいけないということ、そしてもう、サボれないということを認知した経営陣に刷新しなくてはいけないし、全ての社員も「自分たちは公務員ではない」のだと痛切に思うべきなのである。
建築鉄骨製品の検査について(書類検査と対物検査の様式あり)
建築鉄骨の製造では、様々な検査が実施されます。
まず、鉄骨製作は施工図の作図、工作図の作図から始まりますが、それぞれの図面について、「検図」が行われます。検図を実施せずに製造部門に図面を出してしまうと、不適合品が信じられない確率で出現します。ですから、製造の基礎の基礎が図面の作図と検図です。この部分がしっかりしていない業者の製品は言わずもがなロクなものではありません。
UI/UXについて思う
最近、UI(ユーザーインターフェース)とかUX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉をウェブ上で目にするようになった。
UI/UXもウェブサイトなどメディアデザインに絡んだものだが、その考え方は建築鉄骨製造業などの業種にも無関係ではない。
AOQL4.0%、第6水準って何?
建築に携わる方であれば、AOQLという言葉を聞いたことがあると思います。ただ、呪文のようにその内容まで気にしなくても十分仕事はできるかもしれませんが、品質管理に絡むようになるとそうもいかなくなります。そこで、私が書いているブログの投稿を転載しましたので、興味があればご覧ください。
鉄骨製品検査に関わっているとよく「AOQL」という単語を目にします。
「検査水準はAOQL4.0%の第6水準です。」というのも良く出てきます。ではAOQLって何?第6水準って何?となるのですが、まずはAOQLとは何か?をお話しします。 “AOQL4.0%、第6水準って何?” の続きを読む
UTの直射エコーと1回反射エコーの探触子-きず距離(y)の差
今回は、実際の試験には出題されなませんが、便利なコツを書いてみます。
UT2の実技試験では直射エコーと1回反射エコーの両方でデータを取る課題が与えられます。
注意すべきはビーム路程が短いからといって、必ず直射エコーのほうが1回反射エコーより大きく現れるのかと言えば、きずの方向によっては1回反射エコーの方が格段に大きく現れることもあるということ。
なので、予備探傷によって小さなエコーでも、直射エコーを確認したときは、X(溶接線始端からの)位置をそのままにキープして探触子をまっすぐ後ろに移動させて1回反射エコーが出るかどうかを見る必要が生じます。そして、1回反射エコーが現れなければ、小さな直射エコーと思われるエコーは判定の対象外と判断できます。
しかし、ただやみくもにその操作をしても余裕の無い持ち時間をただ浪費するだけです。
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欠陥(きず)ではないUTエコー
鉄骨溶接部のUTを行うと、きずではないが紛らわしい反射エコーが得られることがよくあります。
UTをしている時は、頭の中で、いろいろと想像(妄想?)しながら探傷していますが、あらかじめこんな場所からの超音波エコーはきずエコーではないと知っていれば、探傷作業の時間短縮が図れます。 “欠陥(きず)ではないUTエコー” の続きを読む